パソコンやスマートフォンは私たちの生活にはもう無くてはならないものとなりました。
それにともなって、身の回りでは「無線」という言葉がたくさん飛び交っています。
でも「無線」と聞くとそれだけで難しく感じてしまい、分からないまま使ってしまっていることもあるかと思います。
ここでは無線について、その「通信距離」から簡単にわかりやすく説明していきたいと思います。
目次
身の回りにはどんな「無線」があるだろう
私たちの身の回り・・・特にパソコンやモバイル周辺の話ですが、いくつかの無線がありますね。
いくつか思い当たりますか?
例えば、パソコンでインターネットをやるのも無線LAN(ラン)を使ったりしますし、スマートフォンでも3G・4G・LTE を使っています。
マウスやヘッドフォン・ヘッドセットなども線を使わず Bluetooth(ブルートゥース)で接続している人も多いでしょう。
3G / 4G / LTE / Wi-Fi / Bluetooth
これらは無線通信の規格なんです。
もしかしたら、「それは無線のことだったのか」と感じた方もいるかもしれないですね。
名前だけだとなんのことだかわからないですよね(笑)
それらの「無線」の「通信距離」と使い分けは?
難しい話はさておき、上記で挙げた「無線の種類」も使い分けがされています。
そして、その使い分けのひとつの基準として「距離」があります。
3G / 4G / LTE / Wi-Fi / Bluetooth を距離で考えてみましょう。
※ 通信距離は障害物などの環境によって大きく変わりますのでザックリで覚えておきましょう。
Bluetooth(ブルートゥース)
Bluetoothは、数メートル~数十メートルという「すごく近い」距離の無線通信の規格です。
そのため使う場面も…
パソコンとマウス
スマホとイヤホン
タブレットとスピーカー
など、「Bluetooth」に対応した、近い位置にある端末・機器同士で繋ぐのがメインの用途となります。
パソコンの周辺機器でも「マウス」と「キーボード」を Bluetooth で繋ぐと机がスッキリして、すっごく使いやすくなりますよね!
Bluetooth に関してはこちらの記事もどうぞ
→ Bluetooth(ブルートゥース)とは?
無線LAN・Wi-Fi(ワイファイ)
無線LAN・Wi-Fi(ワイファイ)は、数十メートル~約百メートルくらいの対応機器を接続する規格です。
皆さんもご自宅で使っていたり、会社で使っていたりして一番なじみがあるかもしれないですね。
パソコンやスマートフォン・タブレット、ゲーム機・テレビといったネットワークに対応している機器を無線ルーターと接続して、インターネットできるのがいいですね!
家にいる間は家族全員のスマートフォンを Wi-Fi で繋ぐ
どの部屋にいてもノートパソコンでインターネットを楽しめる
など、皆さんもお世話になっているのではないでしょうか?
3G・4G・LTE
スマートフォンなどと基地局を結ぶ電波で、通信距離は基地局までの距離となります。
Bluetooth や 無線LAN・Wi-Fiとは比べ物にならないくらい遠くの場所と通信できるのが「3G・4G・LTE」です。
今は日本中の多くのエリアで通信できるのでとても便利です。
災害時も情報収集や安否確認など、とても大切で重要なツールとして活躍する情報端末の基盤となっている無線ですね。
まとめ:電波を飛ばす距離が違う
Bluetooth(ブルートゥース)は、机や部屋内くらいの近い者同士をつなぐ無線。
無線LAN・Wi-Fi(ワイファイ)は、家やお店などの建物くらいの無線。
3G・4G・LTEは、端末と基地局までの遠い距離をつなぐ無線。
距離が違うので…
目的によって使う無線は変わってきますし、情報を守るためのセキュリティの考え方も変わってきます。
無線通信はわかりにくいところもありますが少しでも参考になればうれしいです。