私は実はすごく「カード」に疎くて、キャッシュカードとクレジットカードの違いも正直よくわかっていないくらいでした。両方持っているし使っているのに。
Suica や PASMO も、電車もバスもほとんど使わないこともあってサッパリ。
でもそれで困ることもなく、平和に過ごしていたわけです(笑)
ところが格安スマホに変えたことで「SIMカード」に触れる機会が増え、「ICカード」をいう言葉を再認識したところです。
「なんとなくわかってる」…そんな感じの方も意外と多いんじゃないでしょうか。
ということで、勉強したての私がICカードの基本を説明していきます。
目次
ICカードとは?
ICカードの「IC」は「integrated circuit=集積回路」の略です。
ICチップという小さいコンピュータが組み込まれたカードのことで、「アイシーカード」と読みます。同じような意味でスマートカード(smart card) やチップカード(chip card) と呼ばれることもあります。
ICチップはCPUもメモリもあることから「小さなコンピュータ」と言われるくらいですから、
今までの磁気カードよりも、ずっとずっと頭のいい…すごいカードなんですね。
ICカードの特徴は?磁気カードとの比較
磁気カードはポイントカードやキャッシュカードに使われていますね。今はどんどんとICカード化が進んでいますが、それでも磁気カードを持っている人もたくさんいると思います。
この2つのカードにはどんな違いがあるんでしょう。
ICカードの方がセキュリティが高い
プラスチックカードに磁気テープを貼りつけた「磁気カード」は、磁気テープに記録したデータを読み取ることが簡単です。
そのため、偽造されたり改ざんやスキミングなどがされやすくて問題となっています。
それに対して「ICカード」は、ICチップ自体が偽造されにくく、データも暗号化されているので、カード内の情報を盗まれる危険に対してセキュリティが高くなっています。
記憶できる容量が格段に多い
磁気カードに記憶できる容量は「72バイト」ととても少ないです。
ICカードが記憶できる容量は「2キロバイト~1メガバイト」とすごく大きいです。
記憶容量が大きいので、1枚のカードで複数のアプリケーションを運用することができます。
例えば…
一枚のカードで、社員証とクレジットカードの機能を持つとか、定期券とポイントカードと電子マネーのような感じです。
磁気カードで厚くなっている財布もICカード化されれば薄くてポケットに収まりやすくなりますね。
ICカードが使われているのは?
携帯電話:SIMカード
携帯電話やスマートフォンなどに使用されている「SIMカード」もICカードです。
電話番号や固有IDが記録されています。
テレビ:B-CASカード
地上デジタル放送などを見るために必要なICカードです。
赤色と青色があって、赤色のB-CASカードはBS/CS/地上共用カードです。青色は地上デジタル専用カードです。
銀行・決済
キャッシュカード
口座を持っている金融機関への現金の出し入れに使うキャッシュカードもICカードが多くあります。
ATMでお世話になる日常的によく使うカードですね。
クレジットカード
インターネットで買い物する時にはこれはもう必需品…な感じもありますね。後払いということが「借金」的ですから嫌がる人もいます。最近は、社員証にクレジットカード機能があったり、キャッシュカードと一体になったりしていて嫌だなぁと思う人でも持たざるをえない状況もありますね。
プリペイドカード
現金代わりに使えるカードで、あらかじめ前払いしたり、チャージ(入金)した分の金額まで使えます。後払いのクレジットカードとは反対の「前払い」なのが安心です。
これもICカードの一つです。
まとめ:ICカード大活躍時代
バスや電車などの交通機関で…、買い物での電子マネーとして…、ポイントカードとして…
Suica・PASMO・nanaco・WAONなどのカードが私たちの生活を便利にしてくれています。
SIMカードには携帯電話・スマートフォン・タブレットでお世話になっています。
もう、ICカード大活躍ですね。
私たちの生活に深くかかわり始めているICカードにこれからも注目していきましょう。