パソコンはいつも使っているよ!っていう人も、実は パソコンの構成要素でもある各パーツについてはよくわからない方もいますよね。
使っている分には意識しなくてもいいところですが、知ってみると少しまたパソコンが面白くなるかもしれません。
今回は その中でも重要なパーツ「 CPU 」についてです。
目次
CPUとは
CPUとは、「Central Processing Unit」(セントラル・プロセッシング・ユニット)の略で、日本語では「中央処理装置」と言われます。
簡単に言えばパソコン(コンピュータ)の「頭脳」に当たります。
僕の頭脳ももう少し性能が良ければ、判断は的確だわ、計算は早いわ、仕事はいくつもこなしちゃうわ…と人生も変わっていたでしょう。
それと同じで、パソコンの性能も「CPU」によるところが大きいです。
CPUメーカーとしては、Intel(インテル)とAMD(エーエムディー)が有名です。
特にIntel(インテル)は CMもしていましたからね。「インテル、入ってる」とかいって。
では、CPUの性能がいいというのはどんなところでわかるのでしょう?
メーカー等の違いなどで単純な性能の比較はできないですが、参考にはなると思います!
CPUの性能はどこでわかるの?
クロック周波数とは
CPUの名前を見てみると、その後ろに「2.4 GHz」「4.0 GHz」など周波数が書いてあります。
例)「 Intel CPU Core i7-6700K 4GHz 4コア8スレッド 」
この周波数を「クロック周波数」とか「クロック数」と言います。
クロック周波数は大きい数字の方が高性能
「クロック周波数」はどういうものか。
これは、CPUでデータを処理するわけですが、そのタイミングが1秒間にどれだけあるか。っていうことです。
単純に、大きい数字の方がデータを処理するタイミングが多くあるわけなので、処理が速くなります。
コアとは
コアとは、「核」となるもの。
つまり、CPUのコア…だから、「頭脳の核」となる「脳」とでもいえるでしょうか。
コアは「脳」。コンピュータの「実際の処理をしてくれるモノ」です。
マルチコア:コアの数は多い方がいい
もし私の「頭脳」をつかさどる「脳」が4つもあったらどうでしょうか?
A の脳では今週末の会議のことを検討し、B の脳では後輩の悩んでいた仕事を処理してあげて、C の脳では上司への取り入り方を考えて、D の脳では奥さんの機嫌をとる方法を考える。
ひとつしか持たない今の私をはるかに超える4倍の「脳」力を発揮しているでしょう。
それと同じでコンピュータでも基本的にコアの数が多い方が性能的には良いといえます。
このように「複数のコアを持つ CPU」をマルチコア CPU と言います。
コア数と呼び名
下記にコア数のその呼び名を書いておきましょう。でも、覚えなくても問題ないです(笑)
1つのコア → シングルコア
2つのコア → デュアルコア
4つのコア → クアッドコア
6つのコア → ヘキサコア
8つのコア → オクタコア
上記に挙げたCPUの例では…
例)「 Intel CPU Core i7-6700K 4GHz 4コア8スレッド 」
となっていましたので、「クアッドコア」ということですね。
先ごろ Intel(インテル)から10つのコアの CPUの「 Core i7-6950X 」が発表されましたが、10つのコアの呼び名は何でしょうか。。
ちなみにマルチコアの性能が十分に引き出されるには、アプリケーションが対応している必要があります。
つまり、僕がマルチコアだとしてもそれらに対応している基礎スキルがないとダメ。みたいな感じですね(笑)
実際には動画編集を主として作業するパソコンとか業務に使用するコンピュータとかでなければそれほどコア数を必要とはしないです。
パソコンの使用用途によるということですね。
スレッドとは
スレッド数とは同時に処理できる作業数です。
上記で、「コア数は脳の数」と説明しました。
1つの脳は一つの物事を考えて処理できます。だから、4つのコアなら4つの処理ができるんです。
でも、「1つの脳でも空いてる部分を上手に使えば2つの考えや処理ができるでしょ。」
ということで…
2コア2スレッド … 2つのコア(脳)で2つの処理をすること
2コア4スレッド … 2つのコア(脳)で4つの処理をすること(空いてる部分を上手に使って)
ということになりますね。
この「空いてる部分を上手に使って」というのが「ハイパースレッディング」という技術です。
まとめ:CPU を知ること
CPU はパソコンの性能に大きく影響するパーツです。
CPU の性能は「クロック周波数」や「コア数」「スレッド数」にも関係しますが、メーカー等に違いがあれば単純な比較はできません。
でも、これらを知ると次のパソコン選びも楽しくなります。
参考にして頂ければ嬉しいです。