スマホを安くしたい、節約したいという人は「格安SIM」という言葉を聞いたことがあると思います。
とりあえず、安いSIMなのは想像できるし、スマホに関係する言葉だということはわかっても「SIM」というものを具体的にはわからない。
そんな方も多いでしょう。
そんな「SIM」の疑問にわかりやすく簡単に答えていきたいと思います。
目次
SIMカードとは?
SIMカードとは、「Subscriber Identity Module Card」の略で「シムカード」と読みます。
日本語で言うと
Subscriber =加入者
Identity = 識別
Module = モジュール
Card = カード
で、要は…携帯電話を契約した人を識別するためのICカードということです。
SIMカードは、携帯電話・スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末やモバイルWi-Fiルータなどにも入っていて、この「SIMカード」に記録されている「契約者情報」(固有IDや電話番号など)により誰の端末なのか?を識別します。
これによって電話したり、データ通信したり…ができるようになるのです。
SIMカードのサイズは3種類
SIMカードのサイズは大きく分けて3種類あります。
大きい順から「miniSIMカード」「microSIMカード」「nanoSIMカード」の3つです。
miniSIM(標準SIM)
一番大きな「miniSIMカード」は、サイズが「25mm×15mm」です。
ドコモのFOMAなどで使われていたり、Android端末でもフィーチャーフォンでもたくさん使われていたことから「標準SIM」とも言います。
でも、最近では見かけることが少なくなりました。
microSIM(マイクロSIM)
miniSIMよりも一回り小さくなったのがmicroSIMで、サイズは「15mm×12mm」です。
私の現在使っているスマートフォンは2015年の後半に購入したのですが、このSIMを使っています。
2015年頃はこのmicroSIMが主流だったように思いますが、2016年の最新機種では徐々にnanoSIMが増えつつありますね。
nanoSIM(ナノSIM)
サイズは「12.3mm×8.8mm」で、一番小さなSIMカードです。
「標準SIM」も「microSIM」も厚みは 0.76mm で変わりませんが、nanoSIM は、0.09mm 薄くなって 0.67mm です。
小さく・薄くなっても互換性はあって、変換アダプタがあれば他のサイズのSIMスロットにも入れることができます。現在(2016.6)では、最新の端末でよく見かけるようになったSIMのサイズと言えるでしょう。
どのサイズのSIMカードを選べばいい?
これからMVNOなどでSIMを選ぶ場合、どのサイズのSIMがいいのでしょう。
基本的には使う端末のSIMカードスロットに合わせる
使おうと考えている端末の「SIMカードスロットのサイズ」を選ぶことになると思います。
SIMサイズとスロットサイズが違う場合…
大きなSIMを小さなSIMスロットに入れるためにカットする方もいるようです。が、私は手先が不器用なのでちょっと怖いですね(笑)
小さなSIMを大きなSIMスロットに入れる場合には下記の「変換アダプタを使う」という方法もあります。
でも、どちらにしても
使おうと考えている端末の「SIMスロットのサイズ」を選ぶ
これが一番確かですし、安心です。
nanoSIMと変換アダプタという方法も
SIMカードは、SIMカードスロットがピッタリなのが確実です。
でも、しばらくして「次の機種に変更した時」には使えなくなるかもしれません。
例えば…
今の機種:microSIMカード
次の機種:nanoSIMカード
なら、nanoSIMのスロットにmicroSIMは大きすぎて入りませんからね。
最近の新しい機種・端末のSIMには「nanoSIM」を採用することが増えてきました。
だからこそココが考えるポイントでもあるのです。
はじめからnanoSIMを購入して…
今の機種:nanoSIMカード+変換アダプタ(=microSIMカード)
次の機種:nanoSIMカード
というように、microSIMの端末では「nanoSIMカードを変換アダプタに入れてmicroSIMとして使う」という方法もあります。
ただ、変換アダプタには「SIMスロットに刺さらない」「SIMがアダプタに入らない」「認識されない」などの不具合事例もあるようなので、利用するならよく検討してからしましょう。